327 名前: 風と木の名無しさん 04/03/31 01:31 ID:8u6EAWPp

どなたか詳しい方、イスラエールについてやおい風に教えていただけませんか…
ニュースなどで「アメはイスラエールに関しては弱いですからねー」などの
コメントを聞くたび、なんだか萌えの予感がするのですが。


328 名前: 風と木の名無しさん 04/03/31 02:19 ID:e0YaYXdi

>>327
アメリカはぶっちゃけヨーロッパの食い詰め者でした。
紳士たるイギリスの屋敷で冷や飯を食わされ、納屋住まいを余儀なくされていた少年が、
新天地を求めて飛び出した先が大西洋の東端にある大陸です。

一方、ヨーロッパにはまた別の理由から新天地を求めた人たちがいました。
流浪の根無し草、ユダヤです。
彼らは金だけ持っていたものの、土台もなくキリスト教徒ですらなく、
ヨーロッパではがめつい拝金の徒として忌み嫌われていました。

国土を手にしたが力と金のないアメリカと、
金とそれが生み出す力には事欠かないユダヤ。
彼らは互いへの好悪はともかく手を携え、誰にも膝を屈さない強さを求めていきます。

やがて世界に経済という概念が広まるにつれ、ふたりのパワーバランスは崩れていきました。
アメリカの強さは、ユダヤが財布に入れてくれる金によって支えられているのです。
ユダヤが金を回してくれなければ、アメリカはその力を維持できずに餓えてしまいます。
しかし、今さら弱くなることはできません。
強くなりすぎた彼は、その双肩に世界の半分を背負ってしまったのです。
力を失えば、これまで敵に回してきた連中に仕返しされる。
本人は決してうなずかないでしょうが、アメリカは常にその恐怖に怯えていました。




329 名前: 風と木の名無しさん 04/03/31 02:21 ID:e0YaYXdi

そんなこんなでアメリカがユダヤががっちり絡め取られていたころ、
中東ではイギリスの3枚舌外交の成果としてユダヤの本家が国を作っていました。
イスラエルです。

2000年も前に出て行った先住者が、以来ずっと住んでいたアラブを追い出して居を構える。
追い出される方はたまったものではないので猛反対します。
しかし、ユダヤも数千年来の悲願であった『自分の国』はあきらめきれません。
国を守るための力。
それを欲したイスラエルは、自分の兄弟が飼っている最強の男に目をつけます。
そして、ユダヤも兄弟の国を守ることに異論はありませんでした。

かくしてユダヤは財布から札びらをちらつかせ、
今日の手当てが欲しかったらイスラエルに手を貸してやれと命じます。
もちろんアメリカは逆らえません。

かくして、アメリカはイスラエルに格安で武器を売ってやったり国連で一方的に肩を持ったり、
また家を追われたアラブが取り返しにいくのを無法者呼ばわりしたり、
ユダヤの狗として尻尾を振るのと引き換えに最強の武勇を維持する金を受け取って、
『俺は世界最強だ、唯一絶対の保安官だ』と疼くプライドを糊塗しているのでした。
-------
だいたいこんな感じかと。