721 名前: 今朝のワールドニュースより1 04/04/15 06:12 ID:71FiL7/f

飴とチューゴ君はお互いにパートナーシップを築きたがっているようです。
「こいつとはもっと深くつき合いたい、しかし、受け役はいやだ」
攻×攻の二人はどちらもそう思っています。
片手で握手しつつ、もう片方の手でいつ相手の急所に一撃を加えるか、
その機会を伺っているようです。

こんな二人の間で、台湾くんは翻弄されています。
チューゴ君の囲われものをやめたくて、家出を目論んではそのたび
チューゴ君のDVで青あざを作っている台湾くん。
台湾くんに身を守る武器を与えて、あわよくば家出をさせて自分のものにしたい飴。

チューゴ君は昨日大陸に遊びに来た飴と会いました。
傍らにいる台湾くんの腰に腕を回し、飴に婉然とした笑みを向けます。
その目は笑っていませんでした。
「台湾に危ないオモチャをやるのはよせよ」
台湾が怯えた様子で飴にもの言いたげな視線を向けます。
飴は台湾から目をそらしました。
「べつに、ちゅーごの家から台湾をかっさらおうとは思っちゃいねえよ」
ちゅーご君のの物言いを少々不愉快に思いながらも、
飴はチューゴ君のごきげんをそこねたくはなかったのです。
台湾くんは国力のない自分をつくづく悲しく思いました。



722 名前: 今朝のワールドニュースより2(妄想編) 04/04/15 06:13 ID:71FiL7/f


日本タンも悲しい気持ちになりました。
そんな台湾くんに何もしてあげられないからです。
悲しみだけではなくどうしようもない不安が自分の心から拭いきれないのを
日本タンは気がついていました。

僕がもし、国力を失ったら…飴は僕をチューゴ君から守ってくれるのだろうか。
僕は特別だと言ってくれたけど。経済力が世界で第二位の僕が特別なだけで。
もしもチューゴ君が僕を抱きたいと言ったら…もしも……

考えても、考えても、胸が苦しくなるばかりで、答えなどどこにもありません。
日本タンは唇を噛んで、頭を一振りしました。
「僕にできるのは、経済を立て直し、自分で自分の身を守る方法をちゃんと
考えることだけだ」
そう声に出すと、少し勇気がわいてきました。
「僕は、飴を信じる…」
そう声に出すと、少し泣きそうな気持ちになりました。