443 名前: 風と木の名無しさん 04/06/25 16:44 ID:hVxm4sOx

>>442
北の政策を見てるとそうなのかもね…。>本当のダメージ。
「人道支援が一番。欲しいのは米や医療、教育でしょう」とか
私たち市民は思うけど、北をはじめ、戦争やって難民を出して
餓死者が出るような国のトップが欲しがってるものはそんなもんじゃないんだろうね。
豊かな国の人間の戯れ言ととられるかもしれないけど、
逆に言えば、だから国が貧乏になるんだよ、と言いたい。

そしてヘボンな話が頭を駆けめぐる…雰囲気SSヘボン気味。

戦場に出るアメの後ろ姿を無言で見つめるニホン。
「たとえ世界中が、君を正義の皮を被った悪魔だと罵っても、僕は君の味方だ」
そう言ってから、そっと唇を噛んだ。
今口にすれば彼を傷つけることになる。背中に向かい声に出さずつぶやいた。
「でも、君の望みと世界の望みは違うんだ。…そして僕の望みも」
アメは急に振り向くとニホンをきつく抱きしめた。
「え?アメ?どうしたの」
「黙ってろ。……もう少しだけ黙ってろ」
抱きしめるアメの腕が心なしか強ばっていた。
「僕が黙ってるのは“我慢”じゃないよ。言うべき事ではないと僕自身が判断
してるだけだよ。必要になれば、口を開くよ」
アメは小さく笑って親指でニホンの唇をなぞった。
「じゃあ今は開けるときだ」
「?」
そのまま親指を押し入れ、ニホンの口をを開かせて唇を寄せた。
「…っ。だから!君はいつも強引だと言うんだ!」
「そういうのも好きだろ?」
ニホンは思い切りアメの頬をひっぱたくとくるりと背を向け扉の取っ手に手を掛けた。
「チュウゴやキタが向こうの部屋で待ってる。僕は先に行く。それじゃあね…テーブルで会おう」
アメはかすかに赤く染まった頬に手をやり、大げさに肩をすくめて、ニホンの後を追った。