41 名前: 688 04/09/21 19:17:34 ID:On3Nefij

ありがとうございます。
お言葉に甘えてこのスレに投下させていただきます。
でも前にも言ったけど変にエロ入っているので要注意です。
そして別に米日でなくてもいいような話になっちまいました。



「ニホン?」
我に返ったニホンは自分のしたことに気付き真っ赤になった。
米はゆっくりと唇の端を吊り上げ心底可笑しそうな笑みを浮かべた。
「何か?」
「くっ…!」ニホンは意地悪そうに質問をしてくる米を睨み付けた。
が、依然として赤いままの顔で睨まれても迫力など無い。
ニホンは恥ずかしさのあまり米から顔を背けてしまった。米のスーツを掴んだ
手はそのままに…。
「か…勘違いするな!私は気負ってなどいない!余計なことはしないで
くれ!」
言い過ぎたか、とニホンは思ったがすぐに考え直した。
本当のことだ。実際こんな大事を控えている割りには落ち着いると思う。
でもどこか…
「余計なお世話だったか?」米は滑稽なくらい悲しそうな顔をして言った。
横目でそれを見たニホンは、わざとやっているのだと分かってはても
酷いことを言ってしまった後なので少なからず心が痛んだ。


42 名前: 688続き2 04/09/21 19:33:08 ID:xrSc2BVY

「……」ニホンは黙ってしまった。
いつも自分の本当にしたいことが言えない。素直になれない自分が
イヤだった。
そんなニホンの様子を見て米は言った。
「…なあニホン。お前はどうしたいんだ?口に出してくれなくては私には
分からないぞ。」
分かっている。米は人の気持ちを慮るのがとても苦手な人間だ。
以心伝心なんて通じる相手ではない。察してくれというのは甘えだ
と思う。
それでも幼い頃から感情を表に出してはならないという教育を受けて
来たニホンにとって自分の気持ちを口に出すということは難しかった。


43 名前: 688続き3 04/09/21 19:36:46 ID:xrSc2BVY

米がフウッとため息をついき沈黙を破った。
そしてニホンが米の方を向いた瞬間ニホンは米の腕に掻き抱かれその胸に
顔を埋めた。
「!」
「さあこれでどうだ?顔が見えていなければ恥ずかしくないだろう?」
ニホンの頬は上気した。自分の腑甲斐なさを恥ずかしく思って、だけでは
ない。それ以上に、米の逞しい腕と広い胸に包まれているかと思うと
躰が熱くなるのを止められなかった。
ニホンは戸惑った。
なぜこいつに抱き締められた位でこんなにドキドキするのだ。
ニホンは自分を落ち着かせようとギュっと目を閉じた。


44 名前: 続き4 04/09/21 19:40:12 ID:xrSc2BVY

しかし効果は無く
胸の高鳴りは更に激しくなっていった。
そのうち頭がボゥっとして
思考力が低下して来たニホンはもうどうにでもなれと気持ちを打ち明ける
ことにした。
「…私は…さっきも言ったが気負いはないんだ。…ただ…」
「ただ?」米が促した。
ニホンは米のスーツを掴む手に力を込めて言葉を続けた。
「…不安…なんだ…孤立することなんて慣れていたはずなのに。
思い知らされた。私は一人なんだと…。だから…私にだって味方は居る
のだということを実感したいんだ。だから…あの…その…」


45 名前: 続き5 04/09/21 19:43:23 ID:xrSc2BVY

ニホンの言葉はそこで止まってしまった。続きはさすがに恥かしくて言え
なかった。
米は恥ずかしさに肩を震わせながら自分の胸に頭を埋めているニホンを
見下ろしながら思った。
なんてことだ。可愛いじゃないか!
思えば私がイラQに殴り込んだ時ニホンは迷わず付いてきてくれた。
そしてそれが泥沼化し多くの人間から非難されるようになった今も
変わらず支持してくれている。
いやイラQのことだけではない。ニホンはいつだって私の傍に寄り添って
いてくれたではないか。
可愛い……私は今猛烈にニホンが可愛い!
「分かったニホン。皆迄言うな」


46 名前: 続き6 04/09/21 19:46:55 ID:xrSc2BVY

ニホンを抱き締める腕に力を込めてそう言うと米はニホンの頬に両手を
当て顔を上げさせた。ニホンは切なげな目をして米を見つめた。
「ヤろう!ニホン」
自慢の白い歯を光らせて米が言った。
ニホンの表情は凍り付いた。
「どうしたニホン。私とセックスしたいんだろ?私に抱かれて心身共に満た
されたいんだろ?違うか?」
相変わらず直接的かつ具体的な男だ。
ニホンは耳まで真っ赤になった。
いつものニホンなら大慌てで否定するところだった。が、今日は違った。
また自分で言うべきことを米に代わりに言ってもらってしまった…。


47 名前: 続き7 04/09/21 19:50:29 ID:xrSc2BVY

ニホンは恥ずかしさに目を潤めながらも今度こそ素直にコクリと頷いた。
それを見た米は満足そうに笑った。
「よし。じゃあ今すぐここでヤろう」
米はそう言いながら月明かりの差し込んだ道場の中を指差した。
「貴様!神聖な道場でそんな…うわっ!」
米に強く腕を引かれニホンは抗議の言葉を言い終えることが出来なかった。
「おあつらえ向きにタタミマットもあるぞ」
「ちょっ…まっ…!」
米はニホンの抗議など全く気にせずニホンの腕を引いたままズカズカと道場の
中を歩いて行った。
「たまにはこういう変わった場所でするのもイイものだ」


48 名前: 続き8 04/09/21 19:54:48 ID:xrSc2BVY

それに…。と続けて、米は立ち止まりニホンを振り返って言った。
「その格好のお前としてみたい」
「え…?」ニホンは自分の着ている白い着物と袴を見た。
「知ってるぞ。こういうのをMOEって言うんだろ?」
米は得意気に言った。
「は?もえ?え??」
ニホンは意味が分からないという顔をしている。
「いいから来い」
米はそんなニホンなど意に介さず、再びニホンの手を引っ張ると畳が敷い
てあるところに連れていった。
米はニホンの両肩に手を置き自分と向かい合わせると間髪入れず口付け
をした。
「んっ…ふぅ…」


49 名前: 続き9 04/09/21 19:58:40 ID:xrSc2BVY

米の長く自在に動く舌に口内を犯されて、ニホンんの頬は赤みを帯び
表情は次第にウットリと
したものになっていった。
米が離れた瞬間、ニホンはプハッと小さく息を吐いた。
米は不敵に笑いゆっくりとニホンの耳元に顔を持っていくと熱っぽく囁いた。
「さあこの服はどうやって脱がすんだ?教えてくれ」
「あ…」ニホンはゾクリと身震いした。
さぁ、と米に促されたニホンはそろそろと袴の腰紐に手を伸ばした。
「これを解けばイイのか?」
米はよしよしとばかりにニホンの唇を舌先で舐めながら紐を解いていく。
ニホンはくすぐったげに唇を引き結んだ。


50 名前: 続き10 04/09/21 20:02:40 ID:xrSc2BVY

パサリという音がしてニホンは袴が床に落ちるのを感じた。
袴を脱がすと米は直ぐさま下帯に手を掛けた。
え?
突然ぐるんっと回転させられ、ニホンは畳に叩きつけられた。
米が解いた下帯の端を強引に引っ張ったのだ。
咄嗟に受身をとったのでニホンは怪我をすることはなかった。
突然の乱暴な振る舞いに、何の真似だ!?とニホンがキッと顔を上げると
いきなり米の顔が目の前にあった。
「Oh大丈夫か?ニホン」
全く悪びれた様子もなく笑顔で問い掛けて来るの見たニホンは怒る気持ちが
消え失せ何故か無償に米が愛しく思えた。


51 名前: 続き11 04/09/21 20:15:46 ID:xrSc2BVY

米はすぐに口付けをして来た。ニホンはそれに米の首に両腕を回し答えた。
「んぅ…」
相変わらず不器用な上に強引で後先考えない奴だ。だが今の私には
それすら頼もしく感じられる。私には米が必要だ。

米はニホンに覆いかぶさると愛撫を始めた。
「ん…はぁっ…」
米の手がニホンの中心に触れニホンの躰は悦びに震える。
米は躊躇う事なくニホンを追い立てて行く。
ニホンの躰を知り尽くした米の愛撫にニホンはすぐに絶頂を向えた。
「ああっ…!」
ニホンは米の手の中に白濁を吐き出した。
米はその白濁でニホンの入口をゆっくりと解し始める。


52 名前: 続き12 04/09/21 20:25:33 ID:xrSc2BVY

大分慣れてきたかという時、突然ニホンが米を押し除けた。
「ニホン?」少し驚いて米が声を上げた。
ニホンは恥ずかしそうな顔をしながら無言で跪き米の腰に顔を近付けると
未だ乱れていない米スーツのベルトを外しジッパーを下げた。
そして米の昂ぶりを取り出すと自らの舌で愛撫を始めたのだ。
「ニホン…」
ニホンの口は小さくて米のモノを咥えるのは少し苦しかった。が、
これからコレを入れられるのかと考えるとニホンの躰は期待に震えた。
米はニホンの頭を愛しそうに撫でながらポケットから極薄と書かれた
コンドームを取り出した。


53 名前: 続き13 04/09/21 20:30:10 ID:xrSc2BVY

ニホンの経営する工場で作られたモノだ。
こんなモノを作るなんて清純そうな顔していやらしいヤツだ、とからかって
やろうと持ってきたが…。
それはまた次の機会にしよう。
フフッ、顔を真っ赤にして「どこまで薄くなるのか知的好奇心を追求した
だけだ!」と弁解するお前の姿が目に浮かぶ…。
おっと
「ニホン、もういいぞ」
米は素早くコンドームの袋を破り装着すると畳の上に座りニホンに自分を
跨がせ膝立ちにさせた。
「今日は思い切り甘えろ」
そしてニホンの腰を下ろしすっかり慣らされたそこに昂ぶりを突き立てた。
「あっ…!ああっ…!」


54 名前: 風と木の名無しさん 04/09/21 20:40:43 ID:xdpMyU+o

支援?


55 名前: 続き14 04/09/21 20:40:57 ID:xrSc2BVY

米が中に入ってくることでニホンは満たされていくのを感じた。
収まりきったところでニホンがハァッと息を吐くのを確認すると米はゆっくり
動き出した。
「ん…あ…」
「ニホン…お前にはいつでも私が付いているぞ」
言い終わると米は下から激しく突き上げた。
「ンあっ!あっ…米…米…!」
ニホンは夢中で米の首にすがり付き繰り返し名前を呼んだ。
何度も大きく揺さ振られニホンは次第に頭の中が真っ白になって何も
考えられなくなっていった。
最後に激しく突き上げられた時、ニホンは声にならない叫び声を上げ
ガクンと米にもたれかかった。


56 名前: 続き15 04/09/21 20:48:18 ID:xrSc2BVY

それを見届けた米もニホンの中に入ったまま達した。
米はフーっと息を整えながら、自分にもたれかかり快感の余韻に躰を
痺れさせているニホンを見つめた。
「…こんなに可愛いお前を誰が一人にするものか」
おそらく聞こえていないだろう相手にそうつぶやき、そっと額にキスをした。






オワッタ(;゚Д゚)