327 名前: 1/3 04/10/05 09:16:43 ID:64Fu23t3

出産ネタ。嫌いな人はスマソ。
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 夜も更けた頃、独の家のチャイムを押す者がいた。
 独は読みかけのゲーテの本をテーブルに置き、ドアを開ける。
「おや、誰かと思ったらニホンじゃないか。突然どうしたんだ?」
 ニホンは、部屋に上がりこみながら言った。
「独君…、何も言わずに僕を抱いてくれ」
「な、なんだって?」
 ニホンは独に抱き付く。
「お願いだ…!英も米も仏よりも…君との、プロイセン憲法との子供が欲しいんだ!!」
 そのままニホンは、独をベッドに押し倒す。
「ま、待ちたまえニホン。それは嬉しいのだが、子供というのは
こんなに性急に作るものではない。いずれ必ず欠陥が…」
 ニホンは独の上に跨り、帯を解き始めながら言う。
「そんなこと分かってる。でも、僕には余裕がないんです。
とにかく、早く新しい子供を作って、一刻も早く不平等条約を解消したいんです!!
じゃないと…僕は…いつまでもバカにされて…」
 涙ぐむニホン。
 独はニホンの腰に両手を回して言った。
「ニホン…分かった。全てが君の家に適用できないところがあるが、我慢してくれ」
「…大丈夫だよ…」
ギシギシアンアン

こうして明治憲法が生まれた・・・

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328 名前: 2/3 04/10/05 09:17:03 ID:64Fu23t3

「おうおうニホンさんよ〜、最近ちょっと調子に乗ってるんじゃねーか?」
「なんだ、米か。いきなり人の家に来てその態度はなんだ?」
「まあまあ、いいじゃねえか。時にお前、俺の愛人になる気はないかい?」
「あるわけないだろ。帰ってくれ」
「そうかい。おう、英!中!蘭!こいつを抑えつけろ」
「な、なにすんだ!離せ!お前ら、卑怯だぞ!!」
「うるせえ!島に閉じこもってのんきに暮らしてきたお前に、
世の中の厳しさを教えてやるぜ。へっへっへ」
「やめろーーーーっ!!」
 その時ニホンのパンチが米の顔面にヒットする。
 米がニヤリとして言う。
「うっ…痛え!めちゃくちゃ痛いぜ。こっちは何もしてないのによ。
おう!!この落とし前どうつけてくれるんでえ!!」
「落とし前って…、貴様がこんなことしなけりゃ…」
「じゃかあしい〜〜っ!!」
 米、作ったばかりの新品のメリケンサックでニホンの腹を2発殴る。
 ニホン気絶。
 英、中、蘭が、倒れたニホンを見下ろしながら心配そうに言う。
「米さん、こりゃ…ちょっとやりすぎじゃないですかい?」
「う…この武器は初めて使ったから、正直俺も威力の程は分からん。
まあいい。死ぬことはないだろう。おうお前ら、ご苦労だったな。もういいぜ」


329 名前: 3/3 04/10/05 09:17:34 ID:64Fu23t3

 ニホンが目を覚ますと…ベッドの上に縛り付けられていた。
 そして目の前には、自分に覆い被さって見下ろしている米が!
「やめろ!俺はお前の愛人になるつもりはない」
「せいぜい突っ張ってみろ。手足の自由を奪われたお前に、もう抵抗する術はない。
お前は俺の物になるしかないんだよ!はははは!」
 乱暴に破かれるシャツ。引き下ろされるズボン。
「おらおら、俺の子を生めやーー!!」
「く、くそっ…!」
ニホンは涙を流しながら、じっとその屈辱に耐えた。

こうして日本国憲法が生まれた…

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おまけ:
 米が立ち去る時、ニホンに言った。
「これでお前は俺の囲われ者だ。これからお前に何かあった時は、俺が出張ってやるから安心しろ」
「余計なお世話だ…!」
「お前はまだ自分の立場が分かってないようだな。
お前の武器は俺が全て取り上げた。お前の手足も縛ったままだ。
これでどうやって自分の身を守るっていうんだ?」
「くっ…、卑怯だぞ!」
「何とでも言え。力が無いのが悪いんだよ。ついては今月から毎月、義理立てを頼むぜ」
「お、お前は…!俺をレイプしただけじゃ飽き足らずに、みかじめ料まで取るって言うのか!」
「当然じゃーーー!どこの世界にただでよそのシマを守るアホがいるっちゅうんじゃ!!」
「……」
とんでもない奴に手篭めにされてしまったと、ひっそりと涙を流すニホンだった…。