191 名前: 風と木の名無しさん 04/11/15 19:13:15 ID:uGXQPLa2

「オギャーオギャー」赤ん坊が一人泣いている。
「どうしたの?迷子かい?」ニホンが尋ねる。
が、赤ん坊泣き続けるばかり。
「ほら背中に負ぶさりな。一緒にお父さんを探してあげる」
赤ん坊はニホンの背に負ぶさった。
背中の赤ん坊にニホンが話し掛ける。
「どうしてあんなところに一人でいたんだい?名前は?」
しかしやはり赤ん坊はさらに激しく泣くばかり。
話をすることを諦めたニホンは歩き始めた。
すると…
…気のせいかな。なんだかさっきより重くなったような…。
いや気のせいじゃない!この赤ん坊普通じゃない!


192 名前: 風と木の名無しさん 04/11/15 19:28:16 ID:uGXQPLa2

そう気付いた時には赤ん坊は石のような重さになっておりニホンは
まさに押し潰されようとしていた。
「ニダー!ニダー!」
ニホンはいつのまにか赤ん坊の泣き声が変わっていたことに気付いた。
「お…お前は!
妖怪子泣きニダー!!」
「謝罪シルー!賠償シルー!」 「うわあああああ!助けてくれええええええ!」


ニホンの叫びは誰の耳にも届かず誰も助けには来なかった。



オシマイ(ノд`)