881 :風と木の名無しさん :04/03/04 17:14
ID:AMZqr54S 明治維新の時代(1860年前後)、世界は植民地(アフリカ、アジア)かそれを 支配する国(ヨーロッパ系の国)か、でわけられていました。 ぶっちゃけ、金持ちと飼われた奴隷状態ですな。 ご主人さま絶対主義なので、奴隷になっちゃった側は どんなプレイを要求されても奉仕せねばならん、という状態。 で、日本は幸運なことに、ヨーロッパから一番離れていた&鎖国状態を (なんとか)保っていたので、貞操を守っておりました。 ちなみに、中国にもヨーロッパの国はやってきていたのですが、 なまじ財力があるので、ヨーロッパに有利な取引相手という感じでした。 まぁ、イギリスは麻薬(阿片)を薬と偽って売りつけてたので、中国が 怒ったりしましたが、イギリスは鉄拳制裁で黙らせ、香港を奪っていきました。 こうやって、アフリカやアジアをほぼ堪能しつくしたヨーロッパの国は 残っている日本もコマしてやろうとやってきました。 新しい国アメリカも遅ればせながら日本を狙っておりました。 (つづく) 882 :風と木の名無しさん :04/03/04 17:55 ID:AMZqr54S まぁ、ここまで狙われていると、日本も覚悟を決めなければなりません。 しかし、ずーっと守ってきた貞操です。ものすごい葛藤がありました。 外のことを知らないと思われている日本ですが、オランダとは 古いつきあいだったので、そこから情報を得ていました。 #なので、イギリスが中国にしたこと(阿片戦争)を知っていました。 そして、そういった情報からアメリカが一番マシっぽい、と判断し 彼を選んだのです。 そういうことで貞操はアメリカにあげちゃいましたが、 性奴隷な状態になるのはなんとか避けられた、と日本は思っていました。 しかし、こういった事態は日本は初めてのことなので、 アメリカにいいくるめられてこんな要求をのんでしまいました。 ・アメリカが日本に対してケガとかさせてもアメリカは ちゃんと(心のなかで)反省するので日本は口出ししない。 ・アメリカは日本が売ろうとしているもの(まぁ、便宜上体とかにでも しておこう)をアメリカの言い値で買うことが出来る。 理不尽です。 そして、その様子を見ていたイギリス、フランス、ロシア、オランダなどとも 似たような約束をしてしまいました。 実はこの約束は罠だったのです。 日本を貧乏にして、落し入れるための第一歩だったのです。 (つづく) 886 :風と木の名無しさん :04/03/04 18:43 ID:AMZqr54S >>882のつづき さて、こういうことで各国とおつきあいするようになった日本は、 家を昔の天守閣なたたずまいから、ヨーロッパ風の建物に変えました。 ちょっと無理矢理気味の突貫工事でしたが、イギリスやフランスが 口を出してくるのをかわしつつ、工事を終了させる必要があったのです。 そうやって新しい家も無事完成したので、アメリカやイギリスとの おつきあいや取引を本格的にしていくことになりました。 しかし散々なものでした。 ヨーロッパの国での相場で商売が出来ないのです。 アメリカ相手ならアメリカの設定した値段で、 イギリス相手ならイギリスの設定した値段でしか 商売が出来ないのです。 つまり、安く売って、高く買うことしか出来ませんでした。 日本の土地からは、銀や銅を取ることが出来ていたので 現時点ではなんとかなっていますが、いつかはなくなってしまいます。 製糸や紡績もして売っていますが、このままではジリ貧です。 またヨーロッパ諸国の激しすぎる行為やいきすぎたSな行為で日本が 怪我をしても、日本は黙って耐えるしかありませんでした。 ヨーロッパの国は「反省してます」と口にするだけで、 行為をやめようとはしませんし、ケガの治療費を払うということは 絶対にありませんでした。 こんなことでは身が持ちません。 あの時の約束を撤回してもらわなければならないのですが、現状では、 イギリスやアメリカよりケンカも弱く、こんなことを言ったら 阿片戦争のようになってしまう、と思ったので、日本はとりあえず 体を鍛えて腕力をつけなければ、と思い、筋トレに励むのでした。 (つづく) 891 :風と木の名無しさん :04/03/05 00:35 ID:jY9QAeel 日本はヨーロッパの研究にも励みました。 家訓の決め方作り方、工場のシステム、機械、鉄道、電信、はてはケンカの仕方まで 積極的にイギリスやフランス、ドイツなどから教えてもらいました。 ヨーロッパの流行や、だれとだれが仲が悪いとかいう噂話なども、気にするようになりました。 イギリスやフランスの服も真似て着てみました。「似合わない」とか言われたりしながら。 ヨーロッパの国みたいになれば、あの約束を撤回してもらえる、と考えていた部分があったのです。 しかし、何の効果もあがりませんでした…… そんななか、日本はまた別の問題を抱えていました。 中国です。 中国はイギリスやフランスには負けていて、結構ガタが来ていると見られていましたが、 日本が勝てる相手ではないと誰もが思っていました。(もちろん日本自身も) その中国と日本との間には、朝鮮という国がありました。 朝鮮は以前の日本と同じで貞操を守りつづけていました。 まぁ、ほぼ中国に囲われている、という状態だったけれど、 ヨーロッパ的な性奴隷のように首輪をしていなかった状態です。 万国公法に無頓着な中国ですが、このまま放置しておけば、 中国は朝鮮に首輪をつけに来るだろうし、それに朝鮮の家は 自分のものだ、と主張してくる可能性が非常に高い状況でした。 そうなると、日本はピンチです。 中国が隣の家になると、覗きやイタズラやセクハラをされつづけられます。 最悪、中国のおもちゃになります。 それだけはなんとしても回避せねば!と日本は考えはじめました。 (つづく) 以下ログ不明のため転載できずorz 次スレ分へ |